Googleサーチコンソールの検索パフォーマンスは、
- キーワード分析
- アクセス解析
- 記事ページの追記やリライト対策
をする上で必須の機能です。
検索パフォーマンスを使いこなすことで、
- どういったキーワード(クエリ)で検索されているのか?
- どのくらいの掲載順位なのか?
- 何回くらい検索結果に表示されているのか?
- 検索結果でどれくらいクリックされているのか?
といったサイトの状態を細かく把握することができます。
しかも、サイト全体だけでなく、ページ単位でこれらの情報を知ることもできます。
つまり、
といったことまで分かってしまうわけです。
サーチコンソールの検索パフォーマンスを使いこなすことで、効果的に記事のリライトや新規記事の作成をしていくことができます。
そして、その結果、サイトをSEO的に優れた状態にして、よりアクセスが集まるサイトやブログにしていくことができます。
この記事では、検索パフォーマンスの見方と
- クエリ
- ページ
- 表示回数
- 掲載順位
などのデータの効果的な活用方法についてご紹介します。
目次
検索パフォーマンスとは?
検索パフォーマンスはGoogleサーチコンソールで使うことができる機能の1つです。
検索パフォーマンスを使うことで、
- 検索結果に表示される表示回数
- 検索結果でのクリック数
- 検索結果でのクリック率
- 掲載順位
といったデータを
- 検索キーワード(クエリ)毎
- ページ毎
に確認することができます。
実際に検索窓に打ち込まれているキーワードなので、自分では思いつかないお宝キーワードを発見することも多々あります。
さらに、データは過去18ヶ月分も見ることができますし、データをエクスポートしてファイルに保存することもできます。
ちなみにサーチコールでは、検索パフォーマンス以外にも便利な機能を使うことができますし、Googleからの通知を受け取ることもできます。
検索パフォーマンスの見方
それでは検索パフォーマンスの見方を詳しく解説していきます。
サーチコンソールの検索パフォーマンスを表示すると、
「合計クリック数」「合計表示回数」が表示されます。
ここで「平均CRT」「平均掲載順位」をクリックすることで、
平均CRTと平均掲載順位も表示することができます。
詳しいデータはグラフの下に
このように表示されます。
合計クリック数とは?
合計クリック数とは、検索結果に表示されたリンク(記事タイトル)がクリックされた回数です。
検索結果に表示される記事タイトルが興味を引くものであれば、クリックされやすくクリック数も増えますが、そうでなければ、あまりクリックされないので、クリック数も少なくなります。
あともちろん、検索順位が高いほうがクリック数も多くなります。
合計表示回数とは?
合計表示回数とは、サイトへのリンクが検索結果に表示された回数です。
検索需要の高いキーワードで上位表示していれば、表示回数も増えます。
そして、同じ検索キーワードでも、1ページ目に表示されているほうが、2ページ目、3ページ目に表示されているより表示回数は格段に多くなります。
平均CRTとは?
平均CRTとは、検索結果に表示されたリンクがクリックされたクリック率のことです。
例えば、検索結果に1000回表示されたとして、そのうち100回リンクがクリックされれば、平均CRT (クリック率)は、
で10%になります。
検索結果で上位のほうがクリック率は高いです。
(1位は50%で、10位は2%といった感じに)
平均掲載順位とは?
平均掲載順位とは、検索結果ページでの掲載順位の平均値です。
掲載順位が高ければアクセスが多く集まりやすいですし、逆に掲載順位が低いとあまりアクセスが集まらないです。
クエリを活用した検索パフォーマンスの使い方
検索パフォーマンスでは、グラフの下に検索キーワード毎のデータが表示されます。
(最初は「クエリ」が選択されている状態)
「クエリ」では検索キーワード毎のデータを見ることができます。
「クエリ」を見ることで、
- どういった検索キーワードで検索されているのか?
- キーワードの掲載順位はどのくらいか?
- 検索結果にどれくらい表示されているのか?
- 検索結果でどれくらいクリックされているのか?
といったことが分かります。
「クリック数」「表示回数」「CRT」「掲載順位」をクリックすることで、昇順降順に並び替えることもできます。
検索結果に表示された回数の多い順に並び替えられました。
ここでこのように、
掲載順位が高く、表示回数が多いにも関わらず、クリック率(CRT)が低いキーワードがあれば、そのキーワードで検索されている記事ページの内容がクリックされにくいものになっているということが分かります。
ですので、その記事ページに、検索キーワードのニーズにあった内容を追記したり、リライトしたほうが良いということが分かります。
まず、該当の列をクリックします。
そうすると、そのキーワードだけで絞り込まれます。
それから「ページ」をクリックします。
するとこのように、そのキーワードで検索されているページが表示されます。
ですので、このページに対して、追記やリライトなどのテコ入れをしていきます。
検索パフォーマンスでの、この一連の操作の流れ、
- 「クエリ」で気になるキーワードで絞り込む
- 「ページ」で絞り込まれたキーワードで検索されているページを特定する
は、サイト内でメンテナンスすべきページを特定するのに役立つので、しっかりと覚えておきましょう!
ちなみに、一覧表示下の「1ページあたりの行数」を変更することで、表示する行数を増やすことができます。(最大で500行まで変更可能)
ページを活用した検索パフォーマンスの使い方
「ページ」をクリックすると、ページ毎のデータを見ることができます。
ページ毎の「クリック数」「表示回数」「CRT」「掲載順位」が分かるので、
- どのページにアクセスが集まっているのか?
- ページ毎の掲載順位はどうなのか?
といったことが一目瞭然です。
もちろん、「クリック数」「表示回数」「CRT」「掲載順位」をクリックして、昇順降順に並び替えることもできます。
「クエリ」では検索キーワードを基準に調査しましたが、「ページ」では記事ページを基準に調査します。
ここで、表示回数は多いけれど、検索順位がそれほど高くないページを探してみます。
表示回数が多いということは、検索需要があるページということなので、検索順位が上がれば、さらに多くのアクセスが集まることが分かります。
すでに検索順位が1位や2位など高いものは、伸びしろが少ないですが、
- 5位〜10位くらいのものは、検索結果の1ページ目上位を
- 10位〜20位くらいのものは、検索結果の1ページ目を
目指すことでアクセスアップに繋げることができます。
表示回数は多いけれど、検索順位がそれほど高くないページを見つけたら、その列をクリックします。
すると、そのページだけで絞り込まれます。
ここで「クエリ」をクリックします。
すると、そのページの検索キーワードだけに絞り込まれます。
つまり、
ということが全て分かるわけです。
ここで掲載順位が低いキーワードがあれば、そのキーワードの順位を上げるように、
- 記事ページに追記したり
- 記事ページをリライトしたり
といった対策をすることができます。(表示回数が少ないキーワードは除外)
そうやって、記事に盛り込むべきキーワードをピンポイントで拾うことができます。
検索パフォーマンスの「ページ」での一連の操作の流れ、
- 「ページ」で掲載順位の低いページを見つける(5位〜20位くらい)
- 「クエリ」でページの検索キーワードで絞り込む
- 表示回数が多く検索順位が低いキーワードを特定する
は、メンテナンスすべきページに『どういったキーワードで追記・リライトすべきか』を特定するのに役立つので、こちらもしっかりと覚えておきましょう!
一覧表示下の「1ページあたりの行数」を変更することで、表示する行数を増やすことができます。(最大で500行まで変更可能)
検索パフォーマンスの日付絞り込みと日付比較
検索パフォーマンスでは期間を変更することができます。(初期設定は過去3ヶ月)
- 過去7日間
- 過去28日間
- 過去3ヶ月
- 過去6ヶ月
- 過去12ヶ月
- 過去16ヶ月
- カスタム
から選ぶ事ができます。
期間を変更するには、
「日付」をクリックします。
カスタムを選べば、自分の好きな期間を指定することもできます。
期間を選んだら「適用」をクリックします。
これで選んだ期間でのデータが表示されます。
さらに、
「比較」をクリックすると、
特定の期間で比較することもできます。
- 過去 7 日間と前の期間を比較
- 過去 28 日間と前の期間を比較
- 過去 3 か月間と前の期間を比較
- 過去 6 か月間と前の期間を比較
- 過去 7 日間を前年と比較
- 過去 28 日間を前年と比較
- 過去 3 か月間を前年と比較
- カスタム
このように選んだ期間でデータを比較することができます。
- 特定のキーワードの検索順位が落ちた/上がった
- 特定のページのアクセスが増えた/減った
といったことがあっても、検索パフォーマンスで期間比較することで、該当のキーワードやページを簡単に特定することができます。
検索パフォーマンスのデータをファイルに保存する
検索パフォーマンスのデータはエクスポートしてファイルに保存することができます。
検索パフォーマンスで見ることができるデータは、最大で過去18ヶ月分なので、それ以前のデータは見ることができないです。
データのエクスポートは、
下矢印アイコンをクリックして、
「CSVをダウンロード」をクリックしてファイルに保存することができます。
検索キーワードの中に自分では思いもつかないようなお宝キーワードを見つけることもあるので、そういった貴重なデータの宝庫である検索パフォーマンスのデータを保存しておくことも、SEOを攻略する上で大事なことです。
まとめ
Googleサーチコンソールの検索パフォーマンスは、
- どういったキーワードで検索されているのか?
- 各ページ毎の検索順位はどれくらいなのか?
- 検索結果にはどれくらい表示されているのか?
といったことを細かく確認することができる優れた機能です。
検索パフォーマンスを使いこなすことは、ブログやサイト運営をしていく上で必須のスキルになりますので、この記事で紹介している、
- クエリを活用した検索パフォーマンスの使い方
- ページを活用した検索パフォーマンスの使い方
をマスターして、サイトのSEO対策にどんどん活用してみてください。
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