新規サイトを立ち上げるとGoogleによるあるフィルタが作動するという噂がありました。
それは「Googleハネムーン」と「Googleサンドボックス」と呼ばれるものです。
噂が真実であったかどうかは定かではありませんが、数年に前に立ち上げた私のサイトは明らかにこの2つのフィルタに引っかかったような動きをしていました。
この「Googleハネムーン」と「Googleサンドボックス」とは一体どんな現象なのか?
私の体験談も踏まえて説明します。
Googleハネムーンとは?
この2つフィルターはGoogleの検索順位に関わるものです。
まずはじめに新規でサイトを立ち上げると、いきなり検索上位にサイトが表示されることがあります。
この状態こそ「Googleハネムーン」です。
この状態になると最初の1ヶ月程は検索で順位で上位に表示されやすくなります。
そしてその後、順位が急落します。
正確には急落したというより、適正な順位に表示されるようになっただけなのですが、明らかな順位の急落がみられるため、ペナルティを受けてしまったのかと勘違いしてしまいます。
Googleハネムーンが起きる理由
なぜこの「Googleハネムーン」のような状態が発生してしまうかというと、あくまで推測になりますが、このハネムーン状態時のサイトへのトラフィックやサイト滞在時間などにより、Googleがキーワードに対するサイトの評価を行なっているのではないかというものです。
そしてある程度のデータ収集が完了した1ヶ月後に正当な順位に落とされるわけです。
つまり、このハネムーン状態中に、
- 良質のコンテンツを量産する
- アクセスを集める
ことで、ハネムーン終了後も順位を落とすことなく、そのままの順位を維持できるのではないかと考えられます。
私の新規サイトも「Googleハネムーン」現象を受けて最初は高順位にサイトが表示されていました。
そして、残念ながらその後順位は急落しました。
そのサイトは単なる急落だけでは済みませんでした。
さらに原因不明の圏外への離脱が発生しました。
サーチコンソールには何も通知が来ていませんでしたので、ペナルティを受けている感じではないです。
でも、いくらページを作成しても、コンテンツを増やしても、まったく検索結果に表示されない状態が続きました。
インデックス自体はされているので、クローラーに読み取られていないというわけではなさそうです。
それでも、3ヶ月間記事は作成し続けました。
まったく検索結果に表示されないので、訪問者は限りなくゼロだったのですが、継続してコンテンツを作成していました。
すると3ヶ月を経過したころから徐々にアクセスが戻り始めていることに気が付きました。
しかも、かなり上位に表示されています。
おそらくこの3ヶ月が「Googleサンドボックス」に当たるのだろうと思います。
Googleサンドボックスとは?
一般的には、この「Googleサンドボックス」とは、Googleからのトラスト(検索エンジンによる信頼)を確立することができるまでの期間となっています。
なぜ最初の段階でトラストを確立することが出来なかったのかは謎ですが、私の新規サイトの場合は実に3ヶ月を要したわけです。
ここでサンドボックスから脱したそのサイトは、今では1日5000ページビューを超えるサイトに成長しました。
最初のサンドボックス以降、再び圏外へ飛ばされることもありませんでした。
GoogleハネムーンとGoogleサンドボックスのまとめ
全てのサイトが「Googleハネムーン」「Googleサンドボックス」に当てはまるわけではなく、現在この2つのフィルターが存在しているかは疑問ですが、確実にこの2つと思われる現象に遭遇したことがあるので、その存在自体を否定することはできないです。
Googleによる検索順位に関するアルゴリズムは沢山ありますが、順位に変動があった場合は、まずはそれが、
『ペナルティによるものなのか?』
それとも
『フィルターによるものなのか?』
を見極めてから対策すべきです。
ちなみに最近では「Googleハネムーン」も「Googleサンドボックス」もその現象自体はあまり見受けられない傾向にあります。(直近で作成したサイトは最初から適切な順位に表示されているため)
検索順位が急落する原因としては、もう1つエイジングフィルターがあります。
エイジングフィルターについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
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