サイト運営をしていく上で、まず最初に行うことは【ドメイン名を決める】というものです。
このドメインには【新規ドメイン】と【中古ドメイン】の2つがあります。
新規ドメインについては、新たに取得するドメインなので、ほとんどの人は知っていると思いますが、もうひとつの【中古ドメイン】についてはあまり知られていません。
ドメインについて良く分からない場合は、こちらでドメインについて詳しく解説しています。
中古ドメインとは?
通常ドメインは、取得したあとに毎年など決まった期間で料金を支払って維持します。

なので、契約期間の終わりの更新料を支払わなければ、そのドメイン使用の権利は失効してしまいます。
でも失効しても、そのドメイン名自体はそのまま存在し続けています。
(失効しているのでアクセスはできません)
そこで、その失効したドメインを別の人が代わりに使うことができます。
新規で取得するドメインではないため中古ドメインと呼ばれます。
普通中古と聞くと古いので、そっちのほうが安いというイメージがありますが、ドメインに関してはこの考えが当てはまりません。
むしろ中古ドメインの方が値段が格段に高いです。


中古ドメインのSEO効果1:エイジングフィルターを回避できる
新規でドメインを取得すると【エイジングフィルター】と呼ばれるフィルターが発動します。
エイジングフィルターについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
これにより、通常3ヶ月~半年ほどは、サイトが正当な評価を受けることができず、検索で上位に表示されずらい期間を経ることになります。

この期間を経てしっかりとしたサイトであると認められて初めて、通常検索でそのコンテツの質により上位検索されるといったことになります。
このエイジングフィルターは、新たに取得されたドメインに対してのみ適用されます。
中古ドメインは、既にこのエイジングフィルターを受けた後のドメインなので、取得後すぐに適正な順位に検索結果表示させることができます。
中古ドメインのSEO効果2:被リンクが最初からついている
中古ドメインの前の所有者が保持していた評価や被リンクをそのまま受け継ぐことができます。
被リンクとは、そのドメインへ張られているリンクのことです。
ページランクが高いサイトからのリンクをより多く保持しているサイトは、そのサイト自体の評価も高めます。
良質な中古ドメインは、ページランクの高いサイトからの被リンクを多く持っています。
通常は新規で取得したサイトであった場合は、こういった被リンクは地道にコツコツ増やして行かなければならないですが、中古ドメインではそれを最初から持った状態で運営をスタートさせることができるわけです。


それほど高額でありながらも、中古ドメインは品切れになっていることも多いです。
値段のことさえ気にしなければ、メリットばかりのように思える中古ドメインですが、デメリットもあります。
中古ドメインにおけるデメリットについては、こちらの記事に書いています。
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